歯周病の予防研究から生まれた「つまようじ法」

歯周病は歯ぐきの抵抗力が弱まると進行します。
阻止するためには歯周病に負けない強い歯ぐきをつくる事が大切です。

「つまようじ法」ブラッシングによる機械的刺激(マッサージ効果)により歯ぐきの細胞が増殖し炎症も治まってきます。

歯ぐきの炎症は歯と歯の間から起こってくるので、そこを刺激する「つまようじ法」が効果的です。歯と歯の間の歯ぐきが強くなります。

歯ブラシ毛先が歯と歯の間に入りやすいブラシ(200円)が必要です。
最初は、たくさん出血しますが通常1~2週間で止まります。
(ブラッシングのマッサージ効果で歯ぐきが強くなるからです。)

1日に1回は7~8分ほどかけて丁寧に磨く事をお勧めします。
歯周病で腫れていた歯ぐきがひきしまってくるため歯ぐきが下がってくることがあります。特別な磨き方になるので専門家に一度磨いてもらう体験をお勧めします。

歯ぐきから膿が出る・出血する・口臭がある・腫れてブヨブヨしている・硬い物が噛みづらい方にお勧めです。

磨き方1
つまようじ法磨き方1
歯ブラシの毛先を歯に対して上の歯は毛先を下に、下の歯は毛先を上に向けて、歯と歯ぐきの境目に当てます。
磨き方2
つまようじ法磨き方2
そのまま、毛先で突っつくようにして、歯と歯の間に歯ブラシの毛先を入れます。この要領で毛先を歯間に「入れて、出して」と1ヵ所で7~8回くり返します。

磨き方3
つまようじ法磨き方3
奥歯や歯の裏側は歯ブラシの先のほうを使って毛先を歯間に出し入れし、同じように磨きます。歯面や奥歯のかみ合せの部分など、部位によってはつまようじ法以外の磨き方も用いて磨いてください。


☆インプラントセミナーでしたが☆

インプラントを植えた後にバイ菌が入って炎症を起こすケースが時々あるので、それの対応法の勉強に参加したセミナーでしたが行ってみると会場が二つあり小さい方の会場は最初参加者も少なかったんですが雑誌やテレビに時々紹介される「つまようじ法」岡山大学の予防の元教授で現在「お口の健康ネットワーク」の理事長の渡邊達夫先生の講演の方が面白そうだったので、ついフラフラと入ってしまいました。それが結果的に良かったんです。
「楽をして一生自分の歯で食べてね」という当院の方針にもってこいのブラシ法だったんです。帰ってから早速本部に電話して講師の先生に当院へ来ていただいて実習をする事になりました。
このブラシ法は特製の歯ブラシを使って患者サンではなくて主として衛生士がしてあげる(術者磨き)ブラシ法なんです。八月からスタート!乞うご期待。

つまようじ法 つまようじ法

☆つまようじ法☆

七月二十三日「お口の健康ネットワーク」の長浦さんに勉強会の為、岡山から来て頂きました。
勉強内容は「つまようじ法」というブラッシング方法です。
従来の磨き方だと歯と歯の間には、なかなか入りませんでしたがこの方法だとフロスや歯間ブラシを使うより効率が良く歯肉の腫れや口臭に凄く効果があるという事で是非、私達の医院でも取り入れようという事になりました。最初はビックリするぐらい出血しますが後は爽快。

つまようじ法 つまようじ法